当社では、毎月月末の水曜日に当社の社内木鶏会を
開催しています。今月のテーマは、致知11月号
「運鈍根(うんどんこん)」でした。
朝6時から行っているため、今の時期は出社時はまだ真っ暗。
そして、とても寒い朝で、みんな「寒い寒い~」と言いながら出社して来ました。
それは、各班の班名やパフォーマンスにも表れていました!
毎回社長がメンバーに入る1班では、「今日は絶対班長をする!」と張り切って来た社長が、
班名まで決めてきて、パフォーマンスも寸劇付きでばっちり決まっていました(*^^*)
今回のテーマ、「運鈍根」は、物事を成し遂げていく上で欠かせない3条件。
「運」は巡り合わせ。
「鈍」は目標に向かって脇目も振らずに真っすぐに向かう粘り強さ。
「根」は何があろうとへこたれずに続ける根気、根性。
捉えどころのない運を掴むためには、鈍と根が大切。という事でした。
当社にはお稲荷さんがあるのですが、その鳥居の前には、
大先輩方から贈られた「根性石」があります!
当社で勤めていらっしゃった大先輩方も「根」の大切さを実感していたのかなと感じます。
【感想より】
山田西リトルウルフの指導者である棚原安子さんの記事を読み、全員がボランティアでこの活動に取り組んでいるとあり、思い浮かんだのが私の母である。
母は約20年間、地元の子供たちにボランティアで算盤を教えていた。母は私と同じ商業高校出身で珠算部だった。それを知っていた近所のお母さん達からの要望で、自宅で数人に算盤を教えるようになった。母は算盤以外にも、姿勢や礼儀、教わるものの心構えなど、他人の子供にも自分の子供のように厳しく教えていたため、友達には「お前の母ちゃん、角生えてる」とよく言われたものだった。
また、クリスマス会など年に数回、大量にお菓子を自腹で買ってゲームなどをしながら振舞ったりと、本当に自分の利益など考えない人だった。
父に「算盤なんてやめてしまえ」と何度怒鳴られても、最後の教え子が卒業するまで、決してやめなかった母の「鈍」と「根」には今でも頭が下がる。今でも教え子たちは母に会うと「算盤の先生!」と言って声をかけてくれる。それに微笑んで返す母を見ると、誇らしく、母の子で良かったと心から思う。
★そして、毎回恒例の豆千代の一句
紅葉の 峰々見渡し 渡り鳥